リズムステップ〜2歳児クラス〜
2歳児クラスの後半になると3歳になる子も増えてきて、自分の身体を思った通りに動かす力の精度が高まります。
感じたビートを正確な身体コントロールによって表現することに挑戦します。
また、この年頃になると、前頭前野の発達も進み出す頃なので規則性を理解できるようにもなっていきます。
その規則性を音楽と共に動くことで体感し表現するのが、2歳児クラスの子どもたちです。
最初は基本的な四分音符のリズムから。
♩♩♩♩のリズムを「ターターターター」とリズム唱をしながらステップします。
速度は子ども自身が決めた速度。
子どもの動きに講師は即興演奏で合わせます。
ビートを感じてステップを踏む。
感動を原動力に筋肉の動きへ伝達し表現します。
そんな一連の流れの中で心と体は調和されていきます。
積み木やプラステンのあそびと同じで、頭で考えるよりもまずは、体を動かして体感することが未就学の時期は特に大切です。
ゆくゆく楽器の演奏をするにしても、しないにしても、自分自身が心地よいと感じるビートを探り「均等なリズム」をごく自然体な形でこのように自ら表現できるのは、リトミックがもたらしてくれるかけがえのない財産のように思えます。
鼓動、時間、週間、年月、季節…
一定のリズムを感じることはこの世界を巡る様々なリズムを感じることにも通ずるのではないでしょうか。