ペったらぺったん〜わらべうたで楽しむニュアンスの違い・かかわり遊び〜

1月のリトミックレッスンでは「ペったら ぺったん」の
わらべうたを様々なバリエーションで繰り返し行います。

とってもシンプルな遊びだけど
なんだか癖になる言葉の響きと
言葉のリズムと一緒に刻むお餅つきの動作に魅了され
子どもたちは何度も何度も繰り返す
味わい深い遊びだなぁと感じます。

色んなアレンジを用意しておくと
遊びの幅や深みがぐんと増します。

「はい 神棚へ」
頭の上にのっけたお手玉を
最後ポトンと落としてキャッチが楽しい!

「はい 戸棚へ 隣のネズミがひいてった」
肩の上に乗せたお手玉をスルスルと引き下ろします。

「はい お隣さんに お裾分け」
お友達同士でお手玉を交換するかかわり遊びとして。

「はい ぞうさんのお餅のできあがり」
みんなで円になって、大きな大きなお餅をつきます。

「はい アリさんのお餅のできあがり」
ちっちゃなアリさんのお餅を指先の杵でつきます。

0歳の赤ちゃんなら歌に合わせてふれあい遊びをしたり
抱っこをしてお餅をつく動作をしてみたり。

このシンプルな遊びの中で
物の大小、音や力の強弱、重い軽い、速い遅い…など
まだ頭では理解が難しい感覚的なニュアンスを
言葉と動きを伴いながら体感していきます。

リトミックの重要な3要素は
「時間(タイム)」「空間(スペース)」「力(エネルギー)」

重い杵で大きなお餅をつくとき
体を使う空間は 大きい?小さい?
杵を持ち上げる時間は 速い?遅い?
杵を持ち上げる力は 強い?弱い?
小さな杵で小さなお餅をつくときは?
唄う声音や音量は?

言葉のリズムを感じて体で表現することで
言葉と体が調和されること。
体のコントロールが育まれることで
心と体が調和されていくこと。

リトミック教育の軸となるものが
わらべうたにはたくさん散りばめられています。