プーク観劇「エルマーとりゅう」

プークのお正月公演「エルマーとりゅう」の初日公演を観劇しました。
4年前に「エルマーのぼうけん」を観劇した時は長女が2歳、次女はお腹の中にいたなぁ…と懐かしみながら。

プークの役者さん達の人形さばきは
本当に命が吹き込まれるようで生き生きしていて、作り出される物語の世界観も素晴らしくて大好きです。

特にエルマーシリーズでは、ボリスに乗って空を飛ぶシーンが妙に感動的で
毎度涙が出そうになるのです。

子どもたちもどっぷりとお話の世界に入り込んで最後まで楽しんでいました。

3歳の次女は、恐らく1年前だとまだ全編通しては耐え切れなかったのではと思いますが、舞台を一本観る筋力(のようなもの)が鍛えられていることを実感。
長女が「エルマーのぼうけん」を観た時は、途中息抜きが必要だったことを思い出しました。

お芝居の舞台は映像の世界とは違い、必ず余白が生まれる。
行間を汲み取る力、展開を予測する力のようなものがないと、集中が途切れたり、場転の瞬間に現実に戻されたりする可能性があるのですが、日々の読み聞かせや遊び、実際の観劇経験を通して、それらの筋力が少しずつ鍛えられていくものと思います。

プークは0歳から入場できるので、生の舞台を身近に楽しむ体験にはもってこいです。
みんなお互い様で安心して観られる環境があるし、息抜きをしてまた場内に戻ってくることも可能です。

終演後はエルマーと記念撮影も!
エルマーが自然と二人の間に座っているように見えますが、後ろでプークの方がエルマーのポーズをしっかり取っていて、この写真1枚見てもお人形に魂が込められていることを感じます。

子どもたちはエルマーとハイタッチもできてとても嬉しそうでした。

そしてお土産にボリスの手作りキットを。
プークお手製の棒人形も可愛かったけど、長女は「作られているものじゃなくて自分で作りたいの」と。

針を使わず強力接着剤でとめて作るものとはいえ、やはり立体造形は手間がかかるし、作業も簡単ではありませんでした。
ほぼ親の手で完成。

長女はウレタンスポンジの余った部分で相棒の猫ちゃんミミを作っていました。
プークに出てくる猫は黒猫だったけど…?と思いきや
原作の挿絵の年寄り猫はトラネコでした。
よく見てる!!

早速季節のステージに「エルマーのぼうけん」をセット。
ボリスに乗ってどうぶつ島から脱出するシーンを。

次女もすっかり物語を聞いて、理解し、想像することができるようになっていて
「ボリス、嵐の中をがんばって飛んでたよね」と。
そのシーンで役者さん達が布をひるがえしながら暴風雨を表現していたのですが、次女はサラズシルクを使って真似していました。

子どもはこうやって、遊びの中で再び自分で体験して、咀嚼して、吸収していくんですね。
そして、この経験によって自ら心の筋力を鍛錬して、時に自ら心を守る事にも繋げていく。
モノ以上に、たくさんの経験の機会と環境を
今年も大切にしていきたいと思いました。