5月のクラフトタイム〜色薄葉紙で作るビッグフラワー〜

クラフトタイムは季節を感じられるもの、様々な素材を触りながら道具の扱いを体験すること、全身を使った粗大運動に対して指先の微細運動の時間をバランスよく取り入れること、などを意識しながら取り組んでいます。

思いっきり体を動かしたあとの細かな作業に向かう時の集中力はなかなかのものです。

この頃の年齢の子ども達には、完成度よりも経験を。
破れないように…と大人が転ばぬ先の杖で補助しすぎず「これだけ強く引っ張ると破れるんだな」ということを、自ら体験することで、子どもたちは自ら学んでいきます。

本来やる作業よりも、素材が擦れ合う音に興味を持ち、くしゃくしゃにしたりすることもあるかもしれません。
すぐに軌道修正せずにしばし見守ってあげる時間も大切です。

子どもたちが何に、どんな事に興味関心を抱くのか、そんな姿を観察してみるのも面白いです。

以前お花紙でお花作りをした子は、その時の記憶が蘇ってきたのか指先で紙を1枚ずつめくって、繊細な扱い方を習得していました。
(以前は力任せに引っ張っていたのに!)

お花が出来上がるとそれを使って「ひらひらちょうちょ」の活動に繋げました。
お花に止まったり、みんなのお腹、頭、ほっぺなど色んなところに止まりながら、体の部位と言葉を動作と感覚で結びつけて、語彙の習得や認知させていく活動です。

スポンジシートで作ったちょうちょを
「楽しい〜!」と言いながら本物みたいにひらひら飛ばして、とても素敵な表現が自然と出てきていました。