ちぎってはがして巧緻性を高める!8月のクラフトは「金魚鉢」

乳幼児リトミックでは全身の筋肉を使う「粗大運動」と
指先の巧緻性を高める「微細運動」の両方を
バランスよく取り組みます。

8月のクラフトタイムのテーマは
「ちぎる&はがす」

折り紙を丸めてくしゃくしゃ〜。
丸めた折り紙を広げてアイロンがけ。
指先や手のひらを使ってのばします。

丸めた折り紙を広げるのが難しい子もいるので
くしゃくしゃ〜 & 広げてアイロンを
何度か繰り返しやってみると少しずつコツが掴めてくると思います。

次は、折り紙を指と指でつまんでちぎります。
この時、指でつまんだ紙を、手首を捻りながらちぎるのがポイント。
子どもによっては手首を捻らずに横に力を入れて裂こうとします。
どのような体の使い方をすればやりやすいのか
ゆっくりと目の前でお手本を見せてあげます。

それでも上手くいかない時は、
ほんの少し切込みを入れてあげてちぎりやすくサポート。
ちぎれた時の達成感を得られます。
指先の摘む力、手首を捻じる、この動きはボタンかけにも繋がる巧緻性です。

ちぎった折り紙を紙吹雪のようにヒラヒラ〜と舞いあげたり
手のひらにのせて「フーっ」と飛ばしたり。
息を吹く練習にもなり、上手にできるようになるとシャボン玉も楽しめます。

いよいよクラフトタイム。
台紙に貼った両面テープの粘着保護テープを
親指と人差し指でつまんではがします。

1歳児さんだと保護テープの端を少しだけはがして
つまみやすいようにフォローしてあげます。


粘着面にちぎった折り紙をペタペタ貼って
金魚や水草も付ければ涼し気な金魚鉢のできあがり!

①くしゃくしゃ丸める
②広げてアイロンがけ
③ちぎる
④ヒラヒラ舞いあげる
⑤フーっと飛ばして息を吹く練習
⑥テープをつまんではがす
⑦貼り付ける

簡単な作業ばかりですがどれも幼児期の間に繰り返し何度も体験して
しっかりと体得してほしい基礎運動能力です。

大人からすると何でもない動きも1歳、2歳の子どもたちにとっては
まさに発展途上の体得している真っ最中の動きばかり!
色んな感覚と動きを体験させてあげましょう。