ぷれいふる開講1周年
ぷれいふるを開講して1年が経ちました。
個人事業主歴はもう随分と長いので開業届出記念というわけではないのですが、それでもやはりお教室開講は自分の中で覚悟と思い切りが必要でした。
立ち上げる時、
「地域に根ざした活動として継続して携わり、暮らしの中に息づくような活動にしていきたい」
という思いが強くありました。
「もしも、ぷれいふるとしての活動の機会が全く作れなかったらどうしよう…」
という開講前の不安をよそに、自宅教室には生徒さんが通って下さり、ふれあい館親子リトミックの定期開催のご縁もいただき、私が思い描くビジョンの第一歩を踏み出し実現することができた1年でした。
様々な仕事を掛け持ちしながら、そして我が子の暮らしも考えながらなので、まだまだ微々たる活動範囲ではありますが、それでもこの1年で100組以上の親子の皆さまとリトミックを通じて交流ができたのは、大変ありがたいことだと噛み締めています。
個の力には限りがあります。
どんなに私1人が強い思いを抱き、願って、行動しても限度があるのが当たり前。
でも同じような方向を見て、同じような思いと熱量を抱き、行動していこうと考えている人や組織と出会い、それら個の力が集まって和が織り成される時、思いもよらない景色を見ることができたり、こんなちっぽけな私にもほんの少しだけ、世界を変えることができるのではないかとおこがましくも思ったりするのです。
デジタルが溢れ、オンラインで成立する世界、AIが様々な創造を容易くこなしてしまう現代だからこそ、対面で人と人とが関わり、音楽を聴いて「心」が動いて感じたことを、自分なりに考え、表現するリトミックの活動がとても意義のあるものだと思っています。
「対面であること」は私の中で重きを置くポイントになりました。
直接関わって、直接届けて原体験の場を作りたい。
そしてオンラインでは日頃の活動から抽出したエッセンスのようなのを発信しながら、より多くの人とつながっていけたらと考えています。
「何をやりたいか」「何を成し遂げたいか」に加えて、「誰とやりたいか」「誰と成し遂げたいか」というのは本当に大きなポイントです。
「この人とだったら新たな景色が見られそう」
「この人とだったら例え困難にぶつかっても何とかなりそう」
そう思える誰かとの出会いを大切にしたいと改めて感じているこの頃です。
講師活動に加えて今年は演奏活動にも再び力を入れようと決めて動く年。
出来うる限りの、持てる力の限りを尽くして届けていきます。
ちなみにピアノ講師歴は15年目を迎えます。
兄弟、姉妹で通ってくださるご家庭も多いですし、10年ほど通い続けてくださる生徒さんが半数近く…
こんなにも長く関わらせていただけるとは思ってもいませんでした。
受け持った生徒数よりも、生徒さん達の継続年数が私の講師歴の誇りです。
今後も音楽を通して、ピアノを通して、生徒一人ひとりの人生の一部に寄り添えるようなリトミック講師、ピアノ講師をめざして精進してまいります。
2年目のぷれいふるもどうぞよろしくお願い致します。