6月のクラフトタイム〜お花紙でつくる紫陽花〜

6月は紫陽花クラフト。
先月使った色薄葉紙と見た目は似ているけれど、触った感触はちょっと違うお花紙を使いました。

もっと柔らかくて、繊細な触り心地。
そんなちょっとした違いを楽しむところから。

ちぎってみたり、破ってみたり、割いてみたり(ちぎる・破る・割くって実はどれも違うのです)、クシュクシュ丸めてみたり、指先や手のひらの感触、紙が擦れる音も楽しみながら紫陽花の形にしていきます。

のりの扱いに慣れていない2歳児さんにとっては、指にのりが付いて、お花紙が指先にくっついたり、思うようにいかない瞬間が生まれます。

年中さんあたりから挑戦するちぎりの作業は、左右の親指の爪で押えながらちびちび進めていくのが結構な根気を要する作業です。

夢中になって集中する瞬間もあれば、フラストレーションが生まれて心が揺さぶられる瞬間も。

リトミックの「動」の活動と共に、クラフトのような「静」の活動の中での様々な心の動きを大切にしています。

レッスンの帰り道に本物の紫陽花を見に公園に寄って、クラフトと見比べてみたとお写真を送ってくださいました。

季節を意識したクラフトから、このような原体験の機会を早速作っておられた親御さまがとても素敵だなと感じます。