うちの子、落ち着きがないと心配していました。
先日、元気いっぱいの1歳半の男の子がGo & Stopの活動でピタッと止まる様子や、葉っぱあそびの時にうちわをパタパタさせる前の我慢の時間でジッと待つ様子、夢中になって積み木やプラステンで遊ぶ時の集中する姿を見たお母様が、
「ずっと落ち着きのない子だと思って心配していました。でも違ったんですね。静の活動もできることがわかってびっくりしました。」
と仰っていました。
1歳半というと、落ち着きがないというよりも、体がどんどん発達して自在に動けることが嬉しくて、楽しくて、しょうがない時期。
自分の体をたくさん使って動き続けているのは、とても健全な姿です。
危なっかしいし、イタズラ(のように見える)行為も多いし親はとっても大変な時期ですけれども…
それでも、人的・物的環境を整えて、ゲーム性をもってアプローチすれば、その子自身が既に持っている判断力、抑制力など自分自身をコントロールする力は自然と引き出されます。
そのような経験を重ねていく中で実体験として静のコントロールも覚えていきます。
リトミックの活動は子どもが本来持っている潜在的な様々な力を自然と引き出しながら、その力の使い方を子ども自身が学び、育っていく時間。
環境を整え、きっかけの種まきをするお手伝いが、私の役目のひとつだと思ってレッスンに携わっています。