0歳,1歳,2歳児クラスのクラフトタイム〜年齢別のねらい〜

春のクラフトとしてイースターエッグをモチーフにしたシール貼りを行いました。
全年齢クラス共通のものを用意しましたが、子どもたちの興味関心を表す部分や活動のねらいは、成長発達具合によって様々です。

◆0歳児クラス
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「シールを台紙から剥がし、紙にシールを貼る」
とてもシンプルな行為ですが、剥がすのに苦労したり、貼ろうと思ったら自分の指にくっついたり、粘着面と逆の面をくっつけようとしたり。
意外と沢山の要素が絡み合っています。

まだ自分の身体を自分の思うように自在に操るまでには至っていませんが、どの子も指先の巧緻性が育っている頃なので、細かな作業にみんな夢中になりました。
以前は右手(利き手)しか使わなかったのに、左手で持って作業するようになったり、上手くできないとすぐママにバトンタッチだったのに踏ん張る心の力がついているなど成長を感じます。

月齢によって差が大きいので、自力でやるのがメインの子、親御様の補助付きでやる子、親御様がやる様子を見る子など様々なのも0歳児クラスの特徴です。
好奇心と意欲を引き出しながら経験を重ねることを大切にします。

◆1歳児クラス
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1歳児クラスも主なねらいは剥がす・貼るの動作の経験値の積み重ね。
月齢にもよりますが、大人が思うよりも枠に囚われずに貼る子がまだまだ多いです。
子どもが貼りたいと思う場所に貼る、その意思の尊重を大切にします。

ほとんどの子が2歳になっている年度末は、お喋りもするようになる頃なので、ついつい親としては「言ったことを理解して欲しい」「言われた通りにやって欲しい」そんな気持ちが膨らむと思いますが、「ここに貼りたい」という意思を持って行動していることを認めてあげたいです。

その強い意思に比例してジレンマに対する耐性や、切り替えも育っているので、補助よりも見守る姿勢がメインとなった時間でした。

◆2歳児クラス
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「シールを枠にあわせて貼る」 「シールの大きさの違いに気づく」 「シールの数の違いに気づく」
このようなルールに基づいて行うゲーム性を伴った活動が2歳児クラスの特徴です。

2歳児さんは「ルールの存在を認識し遵守する大切さを認知していくこと」「“速さ” “強さ” “高さ”の違いを体験、認識して自分なりに考えて表現すること」という幼児クラスへの架け橋となるようなレッスン指針があります。
音楽活動に限らずクラフトでもこれらの要素を含む内容を取り組みました。

ルールに基づいた活動をたくさん積み重ねてきたからか、そこを外れて行う子はいませんでした。
ルールの中で、端から順番にシールを貼る子、そうではない子、のんびりペースの子、テンポ良くどんどん進める子など、それぞれの持ち味、個性が色濃く表れた取り組み方が見られて面白かったです。

おうちでシールをやった時は上手くできないと「ギャー!」となっていたのに、初めて自分で最後までやりきる姿を見た、と1歳児クラスのママが言っていましたが、子どもたちは1秒たりとも留まることなく常に育っています。
昨日はできなかったのに今日できるようになっていた、という経験はどの方にもあるはず。

もちろん環境が作用することもあります。
だからこそ、子どもたちの本領が発揮されるような、自ら学び、育つ力が引き出されるような環境を整えていきたいと思っていますし、それが講師としての私の役目だと考えています。