「小さな感動体験」を積み重ねよう

私が大切にしている「3つの小さな体験」

・小さな成功体験
・小さな失敗体験
・小さな感動体験

今回は成功体験と失敗体験に続いて3つめの「感動体験」についてです。

子どもたちに「感動体験をさせてあげましょう」
と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

本格的なコンサートに連れて行ってあげよう
大自然の美しさを体験させてあげよう

そんな大掛かりなことを考えられる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろんそのような体験も素敵ですが、日々の暮らしの中で大切にしたい感動体験は
ほんのささやかなことに対しての気づきを促すこと。

ささやかなことに対して敏感に「感じる心」を大切にしてほしいのです。

「空が青くて膨らんできたね」
「蕾が膨らんできたね」
「葉っぱが芽吹いてきたね」
「お花が綺麗に咲いているね」

むずかしく考えずにシンプルに。

日常の何気ないことや変化に対して心が揺れ動いて感じることを
親や身近な大人がたくさん伝えていくこと。

ささやかなことに対して心が敏感に反応して揺れ動くような
小さな感動体験をたくさん積み重ねることで「感じる心」は育まれていきます。

表現の源は【感動】です。
心が動いた時に、人は表現したくなるもの。

主体的な行動の一歩は小さな感動体験から始まります。

リトミックレッスンでは、子どもたちのほんのささやかな心の動きも逃さず
キャッチできるようにアンテナの感度を上げています。

中には自分から動くまでには少し時間が必要な子もいますが
よくよく見ると、抱っこされている足が
ゆらゆらしている時はリラックスしているのに
音がピタッと止まると、キュッと力が入ったり
思わずニヤッと表情に現れたりします。

しっかりと心が感じて体が表現している証拠です。

そんな小さな感動体験を親も子も大切に育めるように
レッスンを通してたくさんお伝えして気づきを促すお手伝いをいたします。