パソナグループ主催「ジャックと豆の木」
11月3日の文化の日、パソナグループ様主催の企画でスライド・ミュージカル ジャックと豆の木を上演いたしました。
この度はパソナ様の社会貢献事業の一環としての公演で、社員様のご家族始め、本社近隣の幼稚園保育園の他、福祉施設の皆さまをご招待してのclosed公演でした。
会場となったのは新しい本社ビルの16階。
2面ガラス張りの見晴らしの良い天空のような場所で、この会場で天高く伸びる豆の木を昇るジャックを演じるというのがとても小洒落た演出となりました。
また、この度は前2列は子どもシートにして、お子様だけで座れるお席を設置。
大人の背中で見えづらいという状況を無くし、お友達と一緒に見る楽しみも味わっていただきました。
キッチン・ワルツコンセプトは「演劇と音楽と皆さま方とで三拍子のワルツを」。
お客様の参加が必要不可欠な要素となるものです。
とはいえ、近年の状況を考えますとみんなで大きな声を出しての参加は憚られるものもあり、なにか他の手で楽しめるものはないかと考えました。
そこで取り入れたアクティビティが、「みんなのほっぺから美味しそうな匂いがこぼれているから、人喰い鬼が来たらみんなでほっぺを隠そう!」というものでした。
人喰い鬼のテーマが流れ出すと、すかさずパッと両手をほっぺにあてて必死に隠す子ども達。
その一生懸命な姿はとにかく可愛くて、思わず見ているこちらは笑みがこぼれそうになる光景でした。
コロナ禍で難しくなった演出もありますが、反面こうして新たな一手を生み出すきっかけにもなり、マイナスからプラスへ変換させてくれました。
ジャックと豆の木はキッチン・ワルツ発足3年ほどの頃、2015年に作った作品で、上演は6年振りの再演でした。
生み出してきた作品はどれも私たちのお気に入りで自信作ですが、上演の機会が無ければ光を浴びずに埃を被ってしまいます。
再びこの作品に光をあてる機会を下さり嬉しい気持ちでいっぱいです。
改めまして関わって下さった関係者の皆さま、そしてご来場下さった皆さまに感謝申し上げます。