【第5回目】東尾久本町通りふれあい館親子リトミック

2023年度の親子リトミック最終回が大盛況で終了しました。
昨年7月からスタートし、この日が記念すべき5回目の開催でした。

0歳児クラス
今回いつも以上に小さな赤ちゃんが多かった印象で、4ヶ月の子も参加してくれました。
※参加できるのは首がしっかりと座ってからです。

ほとんどがまだねんね、お座りの赤ちゃん達でしたが、プログラム導入部で行うGo & Stopの活動では
ゆーらんのスイングの動きではリラックスした様子で、ピタッと動きが止まると赤ちゃん達の足の指が一斉に緊張してキュッと丸まる様子から、音楽をしっかり聴いて、とても敏感に感じて反応していることがよくわかりました。

このような光景を見る度に、まだ言葉は認識していなくても子どもたちが様々な感覚を使って世界を捉えていること、音楽がコミュニケーションのひとつのツールになることを強く実感させられます。


1歳児クラス
リピーターの親子様が増えてきたクラスで、子どもたちの成長ぶりも著しいものがありました。
自我が芽生え、好奇心、意欲が爆発している子どもたち。
逞しいエネルギーに満ち溢れた時間でした。

溢れんばかりのそれらのエネルギーを自制するストッパーを持ち合わせてはいないので、自分で自分を(心も身体も)コントロールする自律的な行動がまだまだ難しい年頃でもあります。
それでも音楽活動の中の瞬間瞬間で、それぞれの自律的行動表現が見えました。

Go & Stopで自分で動く、自分で止まる。
スカーフを使って、そよ風さんと北風さんの優しい動き、激しい動きを表現する。
教具のお片付け…

そうした子ども自身が自分で考えて、自分で行動したことを、周りの大人がみんなで受け止めて認めあっていく世界が、少しでも広がっていけばいいなと感じました。


2~3歳児クラス
保育園やプレに通う子が多くなる年齢なので、このクラスは少しゆったりとしており、より子どもたち一人一人に寄り添った活動ができました。
1歳児さんとの1年の差はとても大きく、自分の心の切り替えや、身体的コントロールも少しずつ体得していることを強く感じました。

「大きい・小さい」をテーマにエッグシェイカーを使った歌遊びでは、私の動きを見ながら大きくシャカシャカしたり小さくシャカシャカして、とっても上手にまねっこをして自分の腕を動かしてくれました。

そして特に印象的だったのが、私の横に来て一緒にピアノを弾いて「ガタガタガタ〜! クネクネクネ…」と声がけをしたり、私と同じように横揺れや縦の刻みの動きをしていて、演奏をやめるとちゃんとピタッと一緒に止まり、見事にコピーをしていた女の子がいたことです。

子どもは模倣をしながら学び、吸収し、体得していくのだということが、その短い時間に集約されていたように思います。

とにかくまず動く子
一歩下がって様子を伺う子
とても慎重に丁寧に行動する子

子どもたちの行動や表現は本当に様々です。
そしてそのどれもが唯一無二のとても愛おしいそれぞれの個性でもあります。

積極的だから素晴らしい とか
丁寧だから素敵 とか
そういうことではなくて、その時見せる子どもたちのどんな行動も表現もあるがままをみんなで受け止めて認める。

そんな平和な世界がリトミックの時間には流れていてほしいと願っています。
そのみんなに受け止められ認められた体験は、多かれ少なかれ必ず子ども達の心の栄養分になるはずです。


今回お申込が殺到し、0歳、1歳クラスは、定員より少しオーバーして受け入れて行いました。
たくさんのお申込をいただき誠にありがとうございます!

次回からは、より親子の皆様の満足度を高められる時間となるよう、定員組数を減らしての募集をふれあい館様にご相談して検討中です。
柔軟に対応してくださる館長さん始め、ふれあい館の皆さまにも心から感謝申し上げます。

毎回終了後には次回のお申込のお問合せもいただいている状態で、2024年度も引き続き親子リトミック隔月開催のご依頼をいただきました。
現状に満足せず改善を重ねながら行っていきますので、ぜひ遊びにいらしてください。