【第7回目】東尾久本町通りふれあい館親子リトミック

前回は年度の切り替えで比較的ゆったりな開催となったふれあい館親子リトミックですが、今回は満席クラスも出るほど賑わいました。
0歳児、1歳児、2,3歳児それぞれのクラスにリピーターの親子様がいらしたことも大変嬉しく思います。


0歳児クラス

暑い中ママの抱っこで親子共々汗をかきながら集まってくださいました。
ふれあい遊びを中心に、音楽を感じて表現するママの動きを抱っこの中で感じながらの活動を行いました。
音楽が鳴ったら動き、音楽が止まったら動きも止まるGo & Stopでは、リズムに合わせて動いている時は心地よくて満面の笑顔、動きが止まると急に真顔になります。
赤ちゃんたちの表情で赤ちゃん自身もしっかりと参加していることが伝わりました。

1歳児クラス

最初は緊張や恥ずかしさで遠くから観察する子も多く見られましたが、次第に心がほぐれて音楽に合わせて体を揺らしたり、リズムを刻むようになりました。
行動(表現)するためにはその空間が安心安全であると感じられることが何より大切です。
子どもたちにとってそのように安心安全を感じられる空間だったからこそ自然とあるがままの表現が生まれたのだとしたら、とても嬉しいことです。

2,3歳児クラス

昨年度から参加してくださっている親子の方で、なんと出産を1週間後に控えているにも関わらず参加してくださいました。
リトミックがすごく好きだから何とか参加させてあげたかったのと、これからお姉ちゃんになるお子様と2人だけで過ごす思い出を作りたくて…とのことでした。
ふれあい館リトミックで繰り返し行っている活動では、何度も参加しているからこその成長も見られました。
知っている音楽が流れると自然と体が動くこと、スカーフを使った後のお畳みがとっても上手になっていたこと。
お母様と一緒にその成長を喜べたことがとても嬉しいです。


プログラムが終わったあとに少しお話をしていると、ポロッと子育ての疲れや大変なことをこぼされるお母様が少なくありません。
乳幼児との暮らしは、毎日が必死で、余裕がなくなりがちで、なんだかいつも疲れているな、と感じる方が多いのではないでしょうか。

子育ては良くも悪くも、心も思考もパンパンに膨らみます。
可愛い、愛おしいというポジティブな気持ちや、イライラしたり疲れたりするネガティブな気持ち。

こんなことをしてあげたい、こんな接し方をしてあげたい、これをやらなきゃ、あれもしなきゃ…

とにかく色んな気持ちと思考で溢れかえります。

●音楽を奏でる場としての“play”
●子どもたちが遊びの中で自ら学び、育つ場としての“play”
●心と思考の扉を動かすためのほんの隙間としての“あそび”


これら3本の軸によって”遊び心のある暮らし”を届けていきたいと《ぷれいふる》という屋号に思いを込めました。

私が関わるリトミックや親子コンサートは、パンパンに膨らんだ心と思考に風を通して僅かな“あそび”が生まれるような時間であってほしいというのが願いです。

「リトミックに参加してみたら、なんだか午後は健やかに過ごせそう」

そう思ってもらえたら嬉しいです。

子ども達の育ちのサポートと共に、親御様にとっての暮らしの“あそび”作りの場として、微力ながらも音楽を通した子育て支援、地域活動に努めます。